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「マダム・リッツのカハラ日記」 #106

−「愛」のレッスン−

アタ「あぁん、だめだったらぁん。最初っからそんなに深く、はダメよ〜ん。
   つっついたり、じらされるのもオンナはうれしいものなのよん。
   あなただってその方が長続きするはずよぉん。」

と、やさしく教えているのはアタクシで、聞いているのはウチのおぼっちゃま。
そ、アタクシ達親子、実は2〜3年前から近親相姦なのざます。
うそ、まだそこまで困っとらんわい!ダーリンと毎晩せっせこやっちょるわい!

実はアタクシに似て「超オクテ」のウチのおぼっちゃまに彼女ができたそうな。
この超オクテのおぼっちゃまには歴史に残る迷ゼリフがある。
5年くらい前のこと、家族でなんやかんや「H」な話しをしていた時に
『オレは「人」とはしない!』と、いきなり言い放ったではないか。
『んじゃぁ、犬とするのぉ?』『いやぁ、犬とヤルには細すぎてダメだろ。』
『んじゃぁ、猫?』などと、一同、好き放題言ってひぃーひぃー笑い転げた。
息子は言い間違えた、だの、そんな意味じゃない、だの弁明を繰り返すが
アタクシ達意地悪家族ご一同様がそんなの聞く耳持ってるか、っつうの。
それから何かあるたびに『どーせ、猫とヤルんだもんなぁ。』と
言われ続けてきたそのおぼっちゃまに、ようやく彼女ができたのだ。
何でも6歳年上の25歳とやらで、ほっとんど毎日会っているそうな。
だからアタクシは言ってやったの。「最初っからそんなに深入りしたら
すぐダメになるよ、だいたいからなんでそんなオバチャンとなのよぉ。
年上なんて、酸いも甘いもいろんな体位?も知ってから付き合うもんよ、
恋愛初心者は年下の可愛い甘えんぼさんと付き合うのがいいに決まってる、
高校生は?だったらママだってめっちゃ可愛がってあげるのにぃ。」って。

しっかし今が旬!とばかりに頭の先からチンコの先までピンク色に染まった
おぼっちゃま、聞く耳なんて持たないどころか紹介したい、と言い出した。

おぼ「今度、彼女家に連れてきていい?○○子さん、っていうんだけど。」
三女「えーっ?人間みたい名前!25歳?猫の年ってどうやって解かンのぉ?」
一同「ひぃ〜ひぃ〜。」と三女のナイスな突っ込みにまたまた笑い転げた。

そして猫子が来る日となった。
思いっきり苛めてやろぉとバリエーションも豊かに「苛め」を用意しておいた。
というのも、いつだったかの夜、おぼっちゃまは夜目にも鮮やかなキスマークを
お付けあそばして帰ってきたのだ。それにこのおっかさまはキレたざます!
「そーゆーことにはルールってモンがあるだろが!見えないところに付けろ!
 ざぁとらしく見えるところに付けて帰すなんての挑戦のおつもりぃ?
 猫のクセに生意気な、ざけんなよぉ。」と怒りに燃えていたのだ。

猫子「はじめましてぇ。○○子です。お邪魔しま〜す。」
アタ「あら、あなたが奈津子さん?いらっしゃい。」
おぼ「ママ、○○子さんだよぉ、奈津子さんじゃないよ。」
アタ「え?じゃ、明日泊まりに来るのが奈津子さん?
   あんたの彼女、いっぱいいてどれが誰だかママ、わかんないわ。
   じゃ、昨日泊まってったのが本命の小百合さん?」

「ひどい、ひどいわっ!」と普通ならこれで泣きそうになるはずの猫子、
だてに歳をとってない。ビクともしないどころか
「うわぁ、おもしろぉ〜い。きゃはははあ。」と、笑ってるではないか。

食事の支度を手伝わせる時にも「苛め」がタンマリ用意されていた。
猫子さんがアタクシのことを「おかぁさま・・・」と呼べば
「アンタにおかぁさまと呼ばれる筋合いなんかねぇ!」と言ってやるし、
気を使って「おねぇさま・・・」と呼んだりしようもんなら
「あん?嫌味?ソレ」と言ってやるはずだったざます。
んがぁ、この猫子スキも見せずに主語抜きでうまくしゃべるときたもんだ。
おまけに居心地がよかったのか翌日のプールでのBBQにもやってきた。
この馬鹿ップル、肉焼く間も手をつないでやがる、アホ!

ひと月ばかしたったところで、おぼっちゃまがこうおホザキになった。

おぼ「ねぇねぇ、どうやって別れたらいい?ちょっとイヤになってきた。」
アタ「ほーれみろ、言わんこっちゃない。ん?ブリッコが鼻についてきたぁ?
   そーだろそーだろ、ママもそう思ってた。別れろ別れろ♪」
おぼ「ちょうどさぁ、年下に告白されちゃってさ、高校生なんだけど。」
アタ「なにぃ?高校生?ダメよ!んなもん止めとけ止めとけ。
   なんかあったらすぐピーピー泣くし、甘えてばっかだしウザイ!」
おぼ「ママが若い子がいいって、めちゃ可愛がってあげる、って・・・。」
アタ「んなもん知るかぁ!アンタには猫しか居なーい!猫とヤットレー!」
おぼ「ひっでぇ、それでも親かよお?」

“Mother” 「M」を取ったら「他人」です。


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 「マダム・リッツのカハラ日記」   #107

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―お熱いのがお好き?―

そりゃぁそうだ、熱い物はフウフウ言いながら食べてぇし、
ちめたいモノは首のうしろを叩きながら食べてぇもんだ。

んがぁ!ここハワイ(ロスでもそうだったけど)では、
コーヒー紅茶はもとより、ラーメン頼んでもぬる〜いのが出てくる。

アタ「ね、なんでアメリカのものって、何頼んでもこんなにぬるいの?」
ダー「何年か前にマックでコーヒー頼んだ婆さんがヤケドしたとかでさ、 
   訴訟問題になって結局マックが3ミリオンだか払ったことがあるのさ。」

!いいなぁ、3ミリオンかぁ$¥、4億円近くもらえるなら舌の1枚や2枚、
なんて思っちゃうようなお話しでごじゃりますなぁ。

先日たまたま知り合った殿方にお茶をご馳走になった時のこと・・・、
と、書くとなんだかアバンチュルったようだけど実際はそうでもない。

ワイケレというアウトレットのバーゲンに出かけて買い物疲れでベンチに
すわっていたら「ここ、開いとりまっかぁ?」と70過ぎのジーさんが来て
「開いとりま!」と答えたらすわって、お試しに小さいカップでコーヒーを
配るねーちゃんが来た時にふたつとってひとつをアタクシにくれた、が実話。
おお、ペンとは怖いものよのぉ。だから週刊誌の記事は信じない、っつうの。
そんなことより、本題ざます。お茶をもらったからにはなんか話さんとなぁ。

アタ「ハワイにはよくいらっしゃいますの?」 ←(突然マダムモード)
ジー「はぁ、毎年バーさんと来とります。」
アタ「まぁそうですかぁ、食べ物お口に合いまして?」 
ジー「1週間程度やさかい、こんなもんやと思とりまんがな。」

そーなのだ、みんなこんなもんやと思ったり我慢したりしてるのだ。
だから、お店の人もそんなもんだと思っていて、『お熱くしますか?』と、
聞こうともしないのだ。みんな思い切って好き放題言ってちょ。
うどんのぬるいのなんてヤでしょ?アイスティーのぬるいのもヤでしょ?
文句を言えばちゃんとよくしてくれるからさ、ビシバシ言うべし!
文句をいう時にもコツがありまっせぇ。半分くらい食べたり飲んだりしてから
文句をいうとほとんどの場合、新しいものを持ってきてくれるざます。
3ミリオンの儲けとは程遠いけど、ちょっと得した気分になれるべ?

訴訟王国アメリカ、他にもオイシイ話しがいっぱいある。
ディズニーランドで遊んでいた孫とバーさん、カブリモノのミッキーが
休憩時間で頭の部分をはずしたところとたまたま遭遇しちまった。
んでこのバーさん、ミッキーを本物と思っている孫の夢をこわした、と
ディズニーランドを訴えて、これまた3ミリオンゲット!いいなぁ。と、
この話しをウチのおとぉ様にしたところ、えらく心打たれたらしい。
アラモアナの白木屋でサンリオフェスティバルがあった時のこと、キティが
休憩時間になって事務所に引っ込むことになったのをチャンス!とばかりに
孫を連れてキティを事務所まで追っかけた。その結果・・・、
「関係者以外立ち入り禁止です!」と怒られたらしい。
ぐはは、アータ、「花咲じじい」のしょー悪ジーさんか?っつうの。

先日見た、ディズニーの映画でダーリンが「訴訟だ!訴訟だ!」と
いきり立った映画がある。その映画とは・・・。ここでCM入りま〜す♪

『アタクシのHPの「マダムとダーリンの映画三昧」見てちょ!
 http://RitzAmerica.com  アメリカ映画の新作の話題満載よん。』

この映画のことはまだHPにはUPしてないけど、裁判に勝って
3ミリオンゲットしたらみなさんにも3ドルずつお裾分けするからねん。

昔日本のココスで娘がグラタンをオーダーしたときの事、冷凍もので
中までチンされてなくって娘が気持ち悪い、とお店に文句タレたら、
新しい物が出されてオマケに次回のお食事券までゲットしたことがあった。
それ以来、この娘、どこの店に行ってもグラタンをオーダーしていた。
んで、言うことがいい。『ママぁ、これ冷たくないよぉ、ダメだね。』
あーあ、この娘の欲たましさって誰に似たのかしらんねぇ?
話しがお食事券なだけに、汚職事件か!なんちゃって。

とにかくおいしいもの食べたかったら我慢しちゃダメよ。
ハワイやメインランド ←(アメリカ大陸のことっす。『メインランドって
何処よぉ?オアフのことぉ?』と言った友達がいるっす。拍手ぅ〜。)で、
食べ物に限らず、ヤな目に遭ったら即、文句言ってやろうね。

ダー「映画の訴訟やンなきゃね!」
アタ「そーしょー、そーしょー。」     

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 「マダム・リッツのカハラ日記」   #108

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―アイスクレーム―

ダー「夢を壊されたって訴訟起こした婆さん3ミリオンじゃねぇよ。    確か15ミリオンくらいだったと思うよ。なんたって『夢』だぜぇ。」

うぐぐ。この前は3ミリオンのためなら舌の1枚や2枚と思ったけど、 15ミリオンかぁ・・・。身体の一部分よりも『夢』の方が高い、ってこと? う〜ん、なんかドラマティックでんなぁ。と、感心してる場合じゃなくって 間違った事を書いてしまったことお詫びいたしますね。ごめんなさい。

その上、3ミリオン狙って訴訟を起こそうとダーリンがいきり立った映画は ディズニーじゃなくって、『ディズニーへの夢』を壊しちゃう映画でした。 ちゃんと調べて書かなきゃね。重ねがさねごめんなさい。 ←(少し凹んだ。)

気を取り直して末娘二人とワイキキに出かけ、アイスクリームを買って ぺろりんこぺろりんこと何度か舐めたらボテっと落ちた。ラッキー!

アタ「ね、コーンの底の方まで入れないから落ちちゃったじゃないの!」 店員「代わりのあげる。」 さっすがアメリカ人、そう簡単には『ごめんなさい』は言わないけど、 新しいアイスクリームをくれると言う。そりゃぁ、いただきまんがな。 アタ「あっそ。ほらほら二人とももうそんなに泣かないの。くれるってさ。」 と、言いながらホントはひと〜つも泣いてない娘達をオーバーに抱きしめる。 定員「二つ、あげる。」 ←(もともとは1個しか買ってないざます。) アタ「あっそ。じゃ、どうせならその二つ分を三つに分けてくれない?    自分も食べたいしぃ、あっ、どうせなら三つとも違う味にしてくれる?」 店員「違う味で三つあげる!」 ←(かなり怒りだしたけど、知るか!) アタ「あっそ。サンキュー!」

やったね!こうやってガマンしないでクレームたれるとオイシイめに遭う。 日本に住んでた頃のアタクシだったら、すぐ変わりのを買ってたと思うよん。

クレームつけたのがアイスなだけに「アイスクレーム」なお話しでしたん。 と、オヤツを終えて今日のお買い物目的のヴィトンへ入った。 あああああ!なんつうこと。売り切れだとぉ! 実は今、巷で人気の『落書きヴィトン』と呼ばれるグラフィティシリーズを 買いに来たの。自分用のではなくビジネスとして扱うつもりで、ウチ出る前に 念のためストック調べの電話を入れた時にはポーチが10個あったはずざます。 アタ「え?売り切れ?他の形もなんもないの?もう入ってこないの?」 LV「完売でございます。次の入荷もいつになるかは・・・。」

ふぅ、アイスクレームなんかベロリンチョしてる場合ではなかったぜ。 さっさと買いに来てりゃ良かった・・・。 飛んで帰ってアメリカ中のヴィトンに電話したざます。 うぅ、どれだけ人気なのかを思い知らされた。ヴィトン定番のモノグラムの上に デザイナーがペンキで落書き小細工しただけなのに世界的に売れているらしい。 そのペンキはシルバーとピーチとカーキがあってペンキの色によっても 人気の違いがあって店頭以外のやりとりでは値段も色によってちゃいまんがな。                    前からお店にあったのはわかっていたんだけど他のことで忙しく ヴィトンにまで頭が回らんかったし、ハワイならいつでも買える、と 甘く見てた己が悪い・・・。大慌てで各国のオークションの動きも調べたけど、 形によっては日本以上に高値でやりとりされているアイテムもあるざます。

これこそビジネスだわん。ヨーロッパのものをアメリカで買い付けて 日本に送る、3カ国にまたがったビジネス、これこそアタクシの夢だったのよん。 しっかしなぁ、ヨーロッパにすぐに飛んでいけるわけでもねぇしなぁ・・・。 それでもと、おフランスに電話してみたけど、やっぱり売り切れ状態。 やっぱなぁ、店頭から買うのは無理。コレクターから手に入れるしかない。 と、悩んでたところで、ん?確かマウイ島にもヴィトンがあったはず・・・、 田舎だしぃ・・・、もしかしたらもしかで、もしかするかも!で、ピポパピポ。

アタ「あ〜、あいむるっきんぐほあ、ぐらふぃてぃヴィトン・・・?」 LV「ほわっとかいんど?」

あったぁ!あったあったぁ! おっきなボストンとポーチとおサイフがあった。色も3色とも揃ってる。 はじけちゃったアタクシ、外でお仕事中のダーリンにすぐさま電話した。

アタ「あのね、ヴィトンがね、落書きでね。世界的に売り切れでね。    でもね、マウイにはあってね。すぐに行かなきゃ売り切れちゃうの。」 ダー「はぁ?何の話しぃ?何のことぉ?何言ってンのぉ?」 そりゃ、そーだ。ヴィトンに関する一連のことはアタクシが昼間思いついて なんやかんやひとりで動いたことで、朝から外に出てるダーリンにしてみりゃ、 何がなんだかわかンなくて当たり前だ、っつうの。

                      マダム・リッツ

 

 

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 「マダム・リッツのカハラ日記」   #109

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―カバン de バカンス―

マウイ行きの詳しいことは食事しながら話そう、ってことで待ち合わせたのが
ハワイ#1ウマイと言われてる「ボストンピザ」。ワイキキとカハラの中間の
ワイアラエという町にあってほんとにオイシイのでよく行くお店ざます。
オイシイけど店はつまんねぇ。学校際のバザーで食ってるカンジ、でわかる?

アタクシのいきなりの電話で???だったダーリンだけど、さすがだね!
会った時にはチケットの値段も調べてあったし、エアの時間も調べてあった。
あはん、この人のこーゆーところが好きなのねんねん。ぶちゅっ、ぶちゅっ。

アタ「あーあ、もっと早くにチケット手配してればレンタカーもホテルも
   込みで140ドルくらいであったンだよねぇ。それがチケットだけで
   160ドルぅ?たっけぇくない?」
ダー「仕方ないじゃん、コスト出るか計算してみぃ?」
アタ「だったら何個残ってるかお店が閉まるギリギリに電話で調べなきゃ。
   ね、マウイとここの時差ってどれくらい?何時にかければいいのぉ?」
ダー「はぁ?何言ってンのぉ?時差なんかねぇよ。おんなじハワイだよぉ!」

だってぇ、他の島にはいっぺんも行ったことないんだもん。飛行機に乗って
行くところって時差のあるところだと思い込んでるお茶目なアタクシなのに、
「そんなところが可愛いぜ!」と言いながら鼻をつまんでもらえるどころか、
心底馬鹿にされちまっただ。ぐふぐふ。それでも10時5分前にピポパピポ!

アタ『はうめにぃどーゆーはぶ?』
LV『ホワイ?そんなこと聞いてどうするの?ひとり1個しか買えないのよ。』
アタ『はぁん?何ソレ?ひとりに1個ぉ?なんでぇ?公平に販売するためぇ?
   じゃ、大勢で行くからホールドしてよ!へっ?ホールドもできない?
   んじゃ、わざわざマウイまで行って売り切れだったら馬鹿みたいじゃん。
   リスク高すぎぃ。おっかしいんじゃないの?』
LV『ええ、でもみなさんそれでもマウイまでいらっしゃいます。』

ふぅ、アタクシのはちゃめちゃ英語がどこまで通じたかは不明だけど
なんせこんな状況らしい。そうだ、というのだからそうなのだろう。
ということは、朝LVのオープン前に大勢で並ぶしかないということだ。
大勢、といっても時間は夜の10時過ぎ。誰が突然の電話で明日の朝6時に
マウイに買い物がてら遊びに行かない?なんて言われて来るか、っつうの。
金曜の夜、ということもあって友達の家に泊まりに行ってる者やら明日、
バイトがある者やらでウチの子供もあてにならん、ときたもんだ。
あーあ、こんなだったらもっと産んどきゃよかった。そうだ!この腹見せて
この中にもひとりいるからもう1個はOKよね!と暴れてみよっか?
双子ような気がすっから2個だめぇ?と甘えてみっか?三つ子は無理か?

そういえば以前ロスのフリーウェーでカープールレーン(二人以上乗車している車が
高速で走れるレーン)をひとりで突っ走った妊婦がポリポリにつかまって
腹の子供とで二人だろが!と訴訟を起こしたことがあった。
が、その妊婦は負けた。その直後シートベルトしてなくてつかまったアタクシ、
『ベィビーがいてつらいかもしれないけどちゃんとベルトしなきゃダメだよ!』
と、ポリポリの勝手な判断で注意だけで助かったことがある。アタクシの腹の中には
ベィビーなんかいなかった。ショックでラッキーな事件でごじぇました。  

と恥じをさらしたところで、もぉ1回コスト計算。

アタ「ウチの人間かき集めて行っても4人だから4個しか買えない。無理!」
ダー「もぉ、いいよぉ。ビジネス抜きでさ、マウイ楽しんでこよぉぜ!」

ああん、ダーリンのやさしいこと。うふうふ、いきなり気分はバカンス。
カバン買いに行くバカンスだから「カバン de バカンス」と、日記のタイトルも
その場で閃いたべ。眠たさでトロトロの末娘ふたりを突っついてパッキング
させた。ま、パンツ1丁と乳バンドさえあればすむのがハワイだけどね。

1泊で帰ってくるとは言ったものの2日も家を開けるのだから
出来る限りの仕事を片付けなきゃならん。ビジネスのことも、家事もある。
マウイだって完璧な出で立ちで空港に降り立ちたいマダムであった。
それこそ夜叉になって仕事を片付けて気付いたら明け方の4時。

アタ「ね、もう4時じゃん!何時に出るの?6時?寝たら起きられないね。」

と言いながら寝ちゃったダーリンとアタクシ、飛び起きたら6時でしたん。

がはは、こーゆーところがねぇ・・・。
それでもイノシシになって空港まで突進して飛行機に飛び乗った。
飛行機が飛び立って3分くらいして、機内サービスでジュースが出された。
ジュースじゃ酔いそうだったのでコーヒーをオーダーしたら少し待たされて
ブラックが出てきた。アタクシ自慢にもならねーけど砂糖は二つ、クリームに
至っては5〜6個入れるヒトなので砂糖とクリームをいっぱいくれ、と言ったら
持って来るのにまた少々時間がかかった。それでもその間、2分もなかった。
やっと手に入れたコーヒー、たくさんのミルクで象牙色化したコーヒーを
ズビグビ飲もうとしたところへ、そんなに美人でもないけどスタイルだけは
おいしそうな♂だったら一回はヤってみたくなるようなスッチーが来て言った。

スチ「着陸いたしますので、こぼれるといけませんからお下げしますね。」

あああ、ちょぼっとも飲んじゃいねぇのよ!マウイってとっても近いのねん!


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 「マダム・リッツのカハラ日記」   #110

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―ジャパニーズランチボックス―

あっという間に着いたマウイ、空港にはレンタカーが用意されているざます。
そうなのよねん。昨日の夜10時過ぎにマウイさ行くべ!と思い立ってから
チケットやら車やらいろんなことの手配がじぇんぶインターネットでできた。
今更ながらだけどすンごいこと。人が寝てる間に機械がお仕事してるのよん。
海外旅行の手配だってパコパコのパコ!で、できちゃう。チケットだって
Eチケットだったら、空港に行くだけでいいンだぜ。超簡単!

今から約30年ほど前のことだけど・・・。
ウチの田舎じゃぁ海外旅行する、っていうと親戚が最寄りの駅まで見送りに
来るくらい大変なことだったざます。海外旅行の申し込みをすると、行く前に
「○○旅行社○○旅行説明会」なるものにも行かなきゃならんかった。
このこと話したら、なんて田舎者なんだとダーリンに馬鹿にされたけど
ホントにそういうのがあったンだもん。アタクシもハワイさ行く前に
説明会がある県庁所在地まで電車さ乗ってスタコラ行ったものざます。

まず、
海外旅行の心得!みたいなことから始まって天候・服装などから荷物の準備、
お金のこと、ナイフとフォークの使い方まで教わるのさ。ダッサぁ。
下着日数分、寝巻き数枚、などなど説明されることじぇんぶメモったさ。
レディファーストのやり方みたいな説明もあってオンナの人たちが
きゃーきゃー喜んでいたのも覚えちょる。 ←(アタクシも喜んだ。)

それから・・・
みんながビックラこいたのがトイレでのチップ。
その頃のハワイのトイレには常駐の掃除おばさんがいて、トイレを利用したら
すぐさま掃除してくれっから、出る時にはクォーターを上げろとのこと。
そんなのわからん!便所なんかいかんわい!と怒ったオッサンも居た。

なんせ2時間くらいの説明会だったけどまたスタコラ電車に乗って帰ってきた
ときには、もう海外旅行してきちゃったようなえらぶった態度で、
いつもムカツク娘だけど、その時はサイコーにムカツイタと今でも親が言う。
んなこんなで2週間後のハワイ行きの日。朝早い時間であるにもかかわらず、
駅には親戚や友達がたくさん来てくれた。ぷぷぷ、戦争にでも行くみてぇ。
お餞別をコッソリ渡してくれるおじちゃん、買ってきて欲しいものの写真と
お金をアタクシのポッケにねじ込む友達、そんな程度のこたぁまだいいさ、
煮物やら焼き魚やらオニギリの入った3段の重箱をくれた親戚がいたのだ。
その日のアタクシのファッションを聞いてくれる?
その頃全盛ファッションだったニュートラでかためてあったのよん。
玉虫色のバーバリーのトレンチ、ラルフローレンの金ボタン輝くダブルの
ジャケット、アルファキュービックのTにスカートという最強の組み合わせ。
とどめはヴィトンのエアバッグにボストンでどぉーだぁ!って装いっす。
がはは、そこへ紫色のぼかしの風呂式で包んだ重箱だぁ!それもデカめの。

汽車が動いてから、いただいたものを片付けてたら駅弁まで出てきたよ〜ん。
がび〜ん、なんせ空港に着くまで食べるしかない、ということで食べまくった。
でもその頃は37キロくらいしかなかったアタクシ、食べきれるわけがない。
重箱そのままヴィトンにボストンに入れればいいのだけど、なんせ煮物が
入ってるっち。汁がこぼれるっち。風呂式にもにじんできてるっち。

大阪駅で空港行きの電車に乗り換えるためには駅構内を歩かなきゃならんのさ。
あああ、重箱ってなんてわかりやすくて、おまけに入れ物に困る形なの!
風呂式で包んでももちろん丸わかり。ペーパーバッグを買って入れようにも
底のサイズがあいまっしぇん。もう、あきらめて重箱持ち歩きましたよん。

機内食、必ず食べなきゃいけないもの ←(学校給食じゃない、っつうの。)
って思い込んでたアタクシ、必死こいて食べ、重箱の中身も食べつづけた。
でも3段重ねなのよぉ。そんなに簡単に食べきれるわけないじゃん!

着陸の時も離陸の時同様、転がらないように足で重箱をはさんで耐えたっす。

やっぱり、というかイミグレーションで見事にとっつかまっちまいやした。
食べ物は持ち込めない!と怒る係員に対してハチャメチャどころかその当時は
メチャクチャだったろう英語で、これは親戚のオバチャンがくれたもので
捨てるわけにはいかん、この重箱もオバチャンのだし、正月に使うものだ、
捨てるなんてバチあたりなことはできんのじゃ!とわめいた。

そうして別室に通されたアタクシ、係員の見守る中、頑張って食べたざます。
食べ終わったら係員全員が拍手してくれた。なんとめでたいことよのぉ。

しっかし、「バチがあたる」って今でさえ思いつかないような英語、
あん時のアタクシ、なんて言ったンだろーねぇ。ケケケ。


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 「マダム・リッツのカハラ日記」   #111

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―MK5→PK―

10時に開く、というラハイナのヴィトンめざして車を飛ばした。
きっと並ぶことになるかもよ、覚悟はいいわねっ!と家族にはっぱかけながら
メークやらマニキュアに精出してアタクシもウォーミングアップ。
んがぁ、だーれもおらんごっつう、気が抜けた・・・。やっぱ田舎・・・。

それでもオープンと同時に入店。
グラフィティシリーズはキーポルと呼ばれるボストンが1個だけと
アクセサリーポーチという小さいバッグが各色、ってとこ。
末の娘と二人だったのでひとつひとつの併せて2点、と言ったところ、

LV「お客様、おひとりにおひとつしかお売りできないのですが・・・。」
アタ「ええ、だから娘と二人分でふたつでしょ!」
LV「いえ、大人お一人様に1点・・・ということでして・・・。」
アタ「おとなぁ?いくつからが大人なのよっ!何が判断基準なのよっ!」
LV「一応、生活力のある人間、ということでして・・・。」
アタ「あら、この娘だってお手伝いのバイトしてるわっ!稼ぎがあるわ!」
LV「いえ、お一人で暮らせるかどうか、ということでして・・・。」
アタ「じゃ、ヴィトンが欲しけりゃ親子離れて暮らせって仰るのっ?
   それに、何ぃ?一人で暮らせるかどうかですってぇ?
   じゃ、夫婦で買いにきても所帯が同じだったら1個しか買えないのっ?」
LV「はい、ひとつのご家族に1点でございます。」
アタ「あのね、あなたね、そのことちゃんと書いてあるペーパーあるのっ?
   顧客にそういった案内は出したのっ?ウチには来てないけどっ!」
LV「いえ、上からの説明だけで、ご案内も特には・・・。」
アタ「ね、あなたね、客をとっても馬鹿にしてると思わないのっ!あん?」

読んでもらっておわかりのようにLVのしゃべりの最後は「・・・」、
アタクシの最後はすべて「っ!」。
「MK5」マジキレ5秒前どころか「PK」パーフェクトにキレちまった
アタクシのしゃべりに益々磨きがかかったざます。

アタ「夫婦ってさ、世の中に認められた正式なカップルよ、その二人には
   1個しか売らないけど、親にウソついてハワイに遊びに来てる未婚の
   カップルには2個お売りになる、ということよねっ?
   三世帯同居で暮らすための家を建てた家族に何個も買いたかったら
   家から出ろ!って言ってるのと同じ事なのよっ、おわかりっ?
   ウチも離婚すればこの場でふたつ売っていただけるのねっ?」
LV「・・・・・・。」
アタ「だいたいから、一家に一台じゃないけど、なんでそんな大変なバッグを
   サッカーの中田選手は何タイプも持ってンのよっ?」
LV「お友達やご親戚の方に代わりに買っていただいたのだと・・・。」
アタ「あん?ヒトが代わりに買うのならいいのねっ?でもそのヒトは人様のを
   代わって買ってあげたために自分は、一生買えなくなっちゃうのねっ?
   じゃ、将来そのヒトが家の跡をとったとして、その家で産まれた子供は
   産まれながらにしてグラフィティを買う権利がない、ってことよねっ?
   産まれながらに、グラフィティが買えない宿命を背負っているのねっ?
   ヴィトンは買ったヒトのその後をずっとずっと調査するのねっ?
   そんなことが法律で許されるとでも思っているのっ?   」

と、こんな風にわめきちらしてはみても、欲しかった商品が目の前にあるのだ。   
買うしかないという弱い立場。結果として買うのなら暴れるだけ損ざます。
アタクシ、こうやってグチったり暴れたりするのが結構好きなんだけど
いつもダーリンに注意されるのは『最終目的は何?』ってこと。
買いたいのなら暴れても無駄だし、オマケしてもらいたいのならそのような
ゴネ方があるだろ?よく考えて暴れろよな、だなんてさっすがダーリン、
ダテにコンサルタントやってない、っつうの。
だってコンサルティングなんてああ言われたらこう言う、こう言われたら
ああ言う、の世界だもんねー。うんうん、戦法変えよぉっと。

アタ「ぎゃーぎゃーわめいちゃったけどさ、欲しい者の負けよね?
   それにあなた達だってショップに出ててお客様が欲しがったら、
   売りたいでしょうにぃ、実際つらいところよね?」
LV「ええ、とてもつらい立場です・・・。」 ←(ホロホロっときてる。)
アタ「強く言って悪かったわ。でもね、それだけ欲しくて来たのよ。
   わかってくださるわね?」 ←(アタクシもうるうる目。)

そうしてボストンバッグ1個を手に入れて出てきたアタクシと入れ替わって
ダーリンがアクセサリーポーチを買いに行ってみることになった。
もちろん、売ってもらえないかもしれない覚悟はできてる。それでも
試してみたいのが人情っつうもんやおまへんか。
天下のヴィトンがどうやって新しく入ってきた客を一目見ただけで、
もはや1個を買ってしまっている家族の一身と判断するのか?
入り口にセンサーでもあってDNA鑑定のようなことをやるのか?
いつどんな風に『あんさんには売れんのだす!』と追い出すのか?
はたまたバレた時にはどんな制裁をヴィトンから受けるのか?
ヴィトン仕様の牢屋なら入ってみたい気もする。特に毛布が欲しいだす!
なんせどんな展開があるのか知りたくってたまんねっす。

ダーリンがんばっ! ←(女子バレー部バージョンでお願いしやす。)


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 「マダム・リッツのカハラ日記」   #112

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―「マリオット」に泊まりおっと―

やっぱヴィトン柄囚人服のダーリンに会いに行く時は全身ヴィトンで決めて
行かないとダメかなぁ?お洋服持ってないなぁ。この際買っちゃおうっか!
なんて考えてる暇もなくダーリンがヴィトンから出てきた。手にはショップ袋!

スンナリ買えただとぉ?なんも聞かれなかっただとぉ?どういうことよぉ?
ダーリンとアタクシの違いって何?頭の中身?それとももっと深いところで
過去の異性体験?それについてはアタクシの方がちと多い。それが問題?
お股の検査をしたわけでもなし、そんなはずはなかろぉ、やっぱ見た目だ。

今日のダーリンはアロハに短パン、ビデオカメラの斜めがけという
元祖「日本人男性ハワイ旅行スタイルショッピング編」を極めた格好。
アタクシのその日の出で立ちは、ときたらサイケなTシャツとリーバイスの
ジーンズをスカートにリメークしたヤツで、裾はハサミで切っただけの
ギッザギザのザッキザキのヨ〜レヨレのボ〜ロボロ。
そう言えば昨日の夜中、必死こいて準備してた時ダーリンに言われたのだ。
「日本人らしい格好して行けよな、バッグもヴィトン持ってった方がいいよ。」
忠告も聞かずに格好も違うし、バッグはフェンディのズタ袋を持ってきちまった。
せめて持ち方だけでも、左手ひじ部分をグッと曲げてそこにバッグを引っ掛ける
「日本人持ち」をすりゃぁ良かった・・・。ハンカチを握ってれば良かった。
どちらもぎゃーじんさんはあンまりしないことだべ。

確かに接客も英語でされた。ダーリンの接客は日本語だったそうな。

要するにヴィトンは一目見て「日本人観光客!」と解かるヒトには
何のアレもなく売っちまう、ってことだ。日本人様さまかぁ。

ま、ダーリンがつかまることもなく一応ふたりで2個買えた、ということで
ビジネスおしまいっ!遊ぼ、遊ぼ、ということでまずはホテル探し。
ホテルも一応インターネットで調べて予約はできたのだけど
『どんなとこか見てから決めようぜ。』というダーリンの提案のモトに
予約はしてきてないの。ホテル街を車でうろついたべな。
『ねぇねぇ、アレは?カッコよさそうじゃん?あっ、でもココもいいかなー。
高そう?無理か・・・。』なんて言いながらうろつきましたん。

アタ「ね、なんか『ラブホ』探し見たくない?昔よくやんなかったぁ?」
ダー「オレ、『ラブホ』なんて行ったことないもん。」
アタ「・・・・。」

こう書くとダーリンが超まじめな若い頃を過ごしていたかのようで
アタクシがとってもふしだらな過去を持つように聞こえるでしょ?
それは違うって。 ←(すこぉしはそうだけどさ。)
18の時からアメリカのダーリンには「ラブホ」の選択肢がなかっただけ。
そっ、アメリカには「ラブホ」がないのん。
しっかし、この何でも有りのアメリカに「ラブホ」がないのはどうしてぇ?
ネオンギラギラ、ヤラピーお風呂の「ラブホ」ってアメリカ人には受けない、
ってこと?アメリカ人の方が日本人よりロマンティストだ、ってこと?

と、生まれつきロマンティストのダーリンが選んだのは「マリオット」。
まぁまぁのまぁ程度のホテルね。一応リゾートホテル。楽しそう!
チェックインもそこそこにすぐさまプールへ。ダーリンと子供達が
スライダープールできゃぁきゃぁやってる間、アタクシはジャグジー三昧。
背中やわき腹にド、ド、ド、ド、ドォってくるカンジがたまんねぇっす。
暑くなったら上がって「チチ」を飲んだり「チーズてんこもりナッチョス」を
食ったりしてまたおジャグにつかる、という至極の時を過ごしたせいか
またまたアタクシにあるひらめきが・・・。

アタ「ねぇねぇ、アメリカってさぁ、労働時間にすっごくうるさいよね?
   ということはヴィトンで朝一で働いてたねーちゃん達ってさ、
   夜にはひとりもいない、ってことでしょぉ?シフトだよね?
   だったら、夜行ってみればいいじゃん。完璧日本人になってさぁ。」

ということでシャワーを浴びてお着替え。
ダーリンはシックなアロハにロングパンツ、アタクシはロングドレスに
頭は「JJ」なんかで「神戸巻き髪」と呼ばれてるえれぐぅぁんとな巻き髪。
バッグは小さめセリーヌをちゃんと「日本人持ち」しましたわよん。
「超お金持ってそう超お買い物大好き至上最強日本人カップル」いざ出陣!

アタ「えっとぉ、日本語でもいいですぅ?」
LV「ハイ、ニホンゴソンナニジョーズジャナイケドスコシデキマス。」
アタ「あー、良かったぁ。英語ぜんぜんだめだからどーしよって思ってたの。
   お友達に頼まれたんだけど、グラフィティありますぅ?」

ケケケ、なんの問題もなくポーチが買えたよ。朝カードで買っちゃったので
またカード使ったらコンピューターで名前が解かっちゃうかも?
ということで現金でお買い上げ〜$¥!聞かれたのは宿泊ホテルの名前だけ。

LV「オトマリノホテルハ、ドコデスカ?」
アタ「『マリオット』に泊まりおっと!」


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 「マダム・リッツのカハラ日記」   #113

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

―青年実業家東郷氏―

せっかくドレスアップしたんだからとディナーはホテルの寿司バーで・・・。
『マウイはウマイ?』、ってかぁ?う〜ん、それほどでも・・・、ない・・・。
アタクシの知る限りではハワイにはおいちいもんなんてなっかなかないの。
日本人がガマンして食べてってくれるから、こんなもんでいいか味がほとんど。

翌日は朝からプールで遊びまくり。夜の7時のフライトまで何する?ってことに
なってアタクシどうしても行きたかったところをおねだりしましたん。
「フラガール」というタバコやコーヒーのオリジナルブランドのお店なんだけど
そこのTシャツがとっても可愛いの。ちょっとアンティークなネーチャンの絵が
描いてあるざます。たま〜にワイキキで見かけるけど普通のメンズTだけね。
マウイの総本家に行きゃぁ、レアもの柄やらレディースバージョンやらあって
おまけにお買い物するとポスターがもらえる、とガイドブックに書いてある。

それがとってもわかりにくい地図でさー、うろつきまわってたどり着いたのが
4時過ぎ。ぎゃっび〜ん。日曜はクローズだとよぉん。なんちゅう・・・。
おまけにお店はガラス張りで、中がスッキスキに見える。あーれほれほれ、
アタクシの欲しいTシャツがすぐそこに・・・。がぁ〜ん、どうしよぉもねぇ。
ガラスぶち割って取ってくるまでの勇気もなくスゴスゴあきらめた。うぐぐ。
だよねぇ、結構ド田舎なんだぁ、その場所。そんなとこが日曜に開いてるわけ
ない、っつうの。ロスに住んでみて、アメリカって日曜がお休みだったり、
早く閉まっちゃう国だって学習したはずなのにねー。
ほっとんど年中無休のホノルルに引っ越してきて、日本の感覚に戻ってしまって
おりましたん。みなさんもお出かけの際にはクロゼド時間お確かめあそべ。

ん?クロゼドって何かってぇ?「CLOSED」のことざます。
アメリカに来てすぐの頃、ローマ字をほんのちょっとだけ日本でかじってきた
三女が、お店のネオンサインを見つけては平気で大声で「オペン」とか
「クロゼド」とか言ったのがはじまりで、ウチでは今でもそのまま使ってるざます。

なんて娘のこと笑ってちゃいけない。
「TOGO」ってサインのお店がたくさんあってアタクシ大変感心したざます。
「東郷」ってなんて大きな日系のチェーンなの。これこそがアメリカンドリーム
だわ!きっとファーストフードのチェーンで大成功した青年実業家よん。
どんなオトコか見てみたいもんだわ。意外とカッコよかったりしたら、あらま
どーしましょ。なんて思ってたアタクシがやっぱお馬鹿。
「トゥーゴー」なの。そ、「お持ち帰りできまっせぇ」のサインだったざます。
かかか、こぉんなことで呆れないでね。もっとすんごい恥じもかいてっから。

ロスで最初にクレジットカードの申し込みをした時の事、
どうやって書いていいのかわからないのでダーリンが手伝ってくれたざます。
ダーリンがアタクシの職業欄に「HOME MAKER」と書いたのさ。
ふ〜ん、こう書いた方がちゃんとした職業持ってることになって申し込みが
通りやすいんだぁ、でも会社に勤めてるわけじゃないし、自営っぽい「大工」
さんあたりが無難なんだぁ、オンナの大工かぁ、アメリカらしくって
カッコいいじゃんか!と思った。

カードをガシガシ作ることに慣れて、デパートのカードも欲しくなってきた。
だってカードを申し込んだら、その日のお買い物がその場で10%オフに
なるんだもの。思い切って一応高級デパートと言われるところに行ったのさ。
ピアノ演奏がけだるく流れるゆったりした店内でお買い物中のマダムに
混じってお店をうろつくのはとぉってもいい気分。
さーすが、高級デパート。書き込みはお店の人がやってくれるの。
こっちは質問に答えるだけ。名前とかのスペルを言うのがちょっとヤだけどね。
だって「R」って言ったらじぇったい『はん?』って聞きなおされるんだもん。
最近は慣れたからさ、『「R」アズ、ローズ』って先に言っちゃうのさ。
んで、持ち家かとかタラタラ聞かれたあとに、お仕事は?って聞かれたの。
今までの例からすっと『HOME MAKER』と言えばカードが通りやすいんだから
そう言えばいいものを、その場はどーしても「オンナ大工」とは言いたくなかった。
こんな優雅なデパートでお買い物中なんだもん。「オンナ大工」うんぬんよりも
職業なんてないほうがそれらしいわん、ダーリンの稼ぎだけでもウチはこぉんなに
贅沢できますざます、ってなカンジよ。 ←(いつものことながら超見栄っぱり。)

う〜ん、なんて言えばいいのよぉ、って咄嗟に口についたのが『ワイフ!』
かかか、自分の職業を聞かれて「妻!」って答えたときたもんだ。
すると担当の人がさらさらっと「HOME MAKER」って記入したのよん。

げっ、「ホームメーカー」って「主婦」のことだったのね、けけけ。

さぁてさてさてカードを手に入れたからには早速特典生かしてお買い物!
まずはその前にオシッコしよぉっと。さーすが高級デパート。トイレも素敵!
素敵なだけじゃなくってとぉっても広い。おパンティ下げるのも恥ンずかしいような
空間ありすぎトイレだけどやっぱしちゃおう!とキョロキョロしながら
すわったところへ人が入ってきた。『!@#$%^&*H』何か叫びながら
ノックされた。おいおい、お返事のコンコンしようにもドアが遠いじゃねぇか。
ヨコの壁は大理石でできていて、叩いても手が痛ぇだけで音は出ない。

あ〜ん、どぉすりゃいいのよん、英語で何て言えばいいのぉ〜?
と、困っている間もオシッコは遠慮なくシーシー出てきましたとさ。


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 「マダム・リッツのカハラ日記」   #114

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

―咄嗟の一言―

昔から締まりの良さでは定評ある ←(?)アタクシ、特技を活かしてキュッと
オシッコ止めてパンツ落ちないようひざに引っ掛けたままドスコイドスコイ
ノックしに行くことも考えた。
でもぉマダムとしてあんまりだわん。そんなこと・・・。っていうかめんどくせぇ。

とその時、頭をよぎったお話しがある。雑誌のコラムに書いてあったのだけど
まさに今のアタクシと同じ目に合ったA子が叫んだ咄嗟の一言が、“I’m here!”
それに対して『トイレをノックされて「私はここに居る!」ではおかしいでしょ?』
と書いてあって、アタクシもA子の一言をがはがは笑ったはものだ。正しくは
どう言えばいいのかも書いてあったけど肝心な今、その部分が思い出せない。
アタクシって昔からこう。歴史の年号とかを調子よく語呂合わせで覚えるンだけど
いざテストになったらそれを正しく数字にして書くことができん、ときたもんだ。

ううう、どぉしよぉ?おっ、そう言えば・・・、
ウチのおかぁ様というヒト、ぎゃーじんさんに話しかけられても
アメリカに遊びにきたときでも、何があろぉと日本語オンリーで通すヒト。
エクスキューズミー?なんてもってのほか、さんきゅーすら言わない。
『すみません。』『どーもありがと。』で通すのだ。
「気持ちがこもっていれば言葉は通じる!」といつも言っている。うん、これだっ!
そこでアタクシも気持ちを込めて『だめっ!』と怒鳴ってやった。
すると・・・、『オゥ、ソーリー!』とのお返事有り。

けけけ、「だめっ!」は通じるのよねん。それなら、とレストランで食事中、
お皿を下げていいかと聞かれた時でも、『だめっ!』と睨みつけてやることにした。
これも通じる。ボーイさんがビックリして手を引っ込めるざます。
みなさんもアメリカ来たらやってみてねー。そうしてみんなで少しずつ日本語広めて
日本語OK!のアメリカにしよーねー。

とそんなこんなでマウイ島から帰ってきたアタクシ、めっちゃ忙しくなってしもた。
というのも買ってきたヴィトンをオークションにUPした途端、
ピッピコとビッドが入りはじめたのと問い合わせがたくさん来るようになったから。
まだまだ売れる!と確信したけどご承知の通り、己がヴィトンから手に入れることは
もう不可能。海外のオークションやコレクターから手に入れる他ないざます。
となるとまたまた英語オンリーの世界で、正直な話しゲソッ。

どうしようもないところは遠慮しぃしぃダーリンに助けてもらうことにして
毎日毎日頑張った。それこそ寝る暇もないほど頑張った。
だってハワイってメインランドと日本の間にあるでしょ?時差がねぇ。
日本のオークションのクローズはお客様がなるべく家にいるような時間に
してあげたい。そうすっとやっぱ夜の9時過ぎだす。
それってハワイは夜中の2時過ぎ・・・。
んで、メインランドの人にその日のうちに動いてもらおうと思ったら
朝からメールしておかにゃならん。そうすっとやっぱ朝の9時までだす。
それってハワイは朝の6時前・・・。
んで、売れた商品の梱包やら配送、日本の銀行に振り込んでもらうのでその確認、
んで、家事や子供のこと、毎晩のダーリンとのラブラブ。 ←(ちょっとウソ。)

ヨーロッパ相手のオークションだったりしたらまた時間が違ったりして、
『2時間だけ寝るねぇ。』とか、お出かけしていても
『うわっ、あと30分でオークション、早くおウチ帰んなきゃ。』といった次第。

ほとんど文字通り不眠不休の毎日が2週間過ぎたところでアタクシ、
ヨレヨレのクッタクタのボーロボロになっちまった。

アタ「ねぇ、どっか行こぉ。ぱぁ〜っとさぁ、バカンスバカンス!」
ダー「いいよぉ、どこ行きたい?ハワイ島?」
アタ「ハワイ島かぁ。うんうん行きたいっ!まだ行ったことないもんねぇ。」

というわけでハワイ島に遊びに行くことになったのだけど
このダーリンというヒト、アタクシのやりてぇことをすぐわかってくれるというか、
やりてぇことが似てる、っていうのかホントいいヒトっす。
自分ながらよくまぁこんないいヒト見つけることができたもんだと感心感心。
ん?何処で見つけたか、って?おほほほほ、インターネットよ、インターネット!
と、言うとみなさん『えーっ!もしかして「ユーガッタメール」?』と仰る。
そぉなのよん、あの映画はね、アタクシとダーリンのお話しをもとに作られたの。
アタクシもアタクシの役がメグなら、ってことでOKしたのよん。
ダーリン役にはリチャード・ギアって決めてたんだけどスケジュールの都合上無理、
ってことで仕方なくトム・ハンクスで折れたのよん。

なんてお話し誰が信じるか、っつうの。
でもね、あの映画よりずっと先だからね、アタクシ達のお話しのほうが。
アタクシとダーリンがインターネットで出会ったのは今から5年前の夏・・・。

ん?アタクシ達の出会いなんかどーでもいい?聞きたくもねぇか。
すんませんでしたざます。話しをハワイ島に戻しますざます。

マウイはビジネスがらみで一泊で帰ってきたけど今回はもひとつオマケの二泊。
インターネットでいろいろホテルの情報調べ。リッチなバカンスは予算的に無理、
子供が楽しめるところ、ってことで、ヒルトンワイコロアヴィレッジにしたの。
ホテルの中の移動はモノレールや船でするらしい。スライダープールもあるらしい。
それにしてもアタクシの生活って何でもかんでもがインターネット。
ダーリンとの出会いも仕事も趣味のメルマガもお買い物もなんもかんも。
少しでもいい情報にどうやってたどりつくか、がミソよっ。検索命っ!ざます。

そういえばダーリンを見つけた時も検索の果てでした。まず「未婚の男」で検索、
「45歳以下、ハンサム、年収1000万以上」に絞りこんで検索。
ぐはは、これはウソだけどね。 ←(すこぉしホントの部分もある・・・。)

そうして見っけたダーリン、掲示板にコメントがあったので書き込みしてやった。
でも何の音沙汰もなくて頭にきたアタクシ、「メール届いてます?」の件名で
『メール届いてるのか届いてないのかハッキリしろ!返事したくないならしたくないで
返事したくない、とちゃんと返事しろ!』と書きまくり、何通も送りつけてやった。
すると、『メールはちゃんと届いてますよ、ご心配なく。忙しくてプライオリティの
高いメールしか読まないので・・・。』と、またまたカチンとくるような返事がきた。

はん?プライオリティの高ぇメールしか読まないだとぉ?
はん?っつうことはアタクシのメールはプライオリティが低いってことかぁ?
はん?ところで「プライオリティ」ってなんなのさ。
こちとら「松竹梅」「上中並」となんでもランク付けしちゃう元祖日本人だいっ。
プライオリティ」の意味がわかんなくても「低い。」の一言にカチンときた。
そーして当然のことながら怒りのメールをバッシバシ打ち返したざます。

おっとっと、アタクシ達の話しはどーでもいいことでしたわねん。
またまたお話しがヨコソレチンポ。ハワイ島、ハワイ島っと。

マウイ島行きと同じく飛んでる時間も短くあっという間にハワイ島に着いた。
ビッグアイランドって呼ばれるだけあってやっぱでけぇ。見渡す限り同じ景色。
火山の溶岩からできてっから周りの風景が何となく黒い・・・。
きれいなお花が咲けるはずもない。たっくましい雑草が枯れそうになりながらも
無遠慮にボーボー生えちょりま、ってかんじ
行けども行けどもおんなじ景色。広い分、車を飛ばせるのはいいけどなんか不気味。
どこにお店とかあんの?ここの島の人達、何食って何着て何やって生きてんの?

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最終更新日 : 2001/09/30